ネズミの運動会という言葉通り、ネズミが侵入すると騒音被害で悩まされることがあります。では、ネズミが侵入してくるのは一体いつなのでしょうか。

ネズミは昼夜を問わずに行動することができますが、特に活発になる時間帯があります。

一般的には夜中の23時から24時、朝方の3時から5時の時間帯に行動する傾向があるといわれており、夜行性で人が活動しない時間帯が最も活発に行動するのです。

警戒心が非常に強いネズミですが、人がいない安全な場所と判断した場合は日中でも活発に行動することがあります。
そのため旅行などで家を空けた時期に、ネズミが侵入することも少なくありません。

1年間を通じて活動できるネズミですが寒さが苦手なため、10月から2月にかけて住居に侵入することが多いといわれています。ネズミは繁殖などに利用する営巣場所と、餌をとるための採餌場所を使い分けて生活することができます。

そのため暖かい住居に侵入して巣を作ったらネズミ算のようにどんどん増えていき、被害が大きくなる可能性があります。

土木工事などの振動や騒音で驚いて、近くの住居に侵入することもあります。ドブネズミは下水溝などの低い場所から侵入し、クマネズミは天井などの高い場所から侵入する特徴があります。

また開発工事などで環境が破壊されたり、昆虫や米といった餌が減少したりすると住居に侵入する可能性も高くなります。

伝統的な日本家屋は通気性を良くするため、屋根裏や床下などに隙間を設けることがあります。このような住居でネズミの被害にお悩みの方は、業者に依頼してネットや防水パテなどで侵入経路をしっかり塞ぐとネズミの被害を無くすことができます。