哺乳類のコウモリは、樹の上で生活するネズミのような哺乳類から進化したと考えられています。普段は見る機会は少ないのですが知らぬ間にガレージや屋根裏などにすみつき、被害を受けることが多いようです。

ここでコウモリの繁殖能力について、ご紹介いたします。

ほとんどのコウモリは昆虫を餌として食べて生活しています。子育てにもかなりの餌を必要とするため、昆虫が最も多い夏に出産できるようコントロールします。交尾後メスの体内に入った精子は、すぐに受精しないよう保存されます。

そして冬眠から目覚めたときに受精され、夏になると3匹ほどの子供を産みます。
出産数が少ない理由として、メスは妊娠中でも餌を捕る必要があるため多くの子供を妊娠できないからだといわれています。

しかし最近は温暖化の影響を受けてコウモリの繁殖も活発化しています。広島でコウモリ駆除にお困りでしたら、当社にお気軽にご相談ください。

モグラやネズミの寿命が1年ほどに比べてコウモリは長生きで、10年以上生きているコウモリも多いようです。
このため繁殖率は低く温帯に生息するコウモリの発情は年に1回、熱帯に生息するコウモリの発情は年に2、3回しかありません。

妊娠期間も少し長めで例えば体重が5、8gの小型種であれば約30日間、体重が580gのハイガシラオオコウモリだと約6ヶ月の妊娠となります。

繁殖率が低くて妊娠期間が長い特徴を持つコウモリですが、群れで生活するためあっという間に増えてしまうということも少なくありません。

日本で最も多く生息するといわれるアブラコウモリ(別名イエコウモリ)は、体重10g全長5cmの小型種ですが強い生命力を持っています。一度すみついてしまうと、気が付いたら100匹以上の群れが屋根裏でぶら下がっていたということもあるようです。